お知らせ

【終了】舞 綾子 写真展 水銀質の眠り―パリ・ヴェネツィア・ナント

[会期]
2013年5月9日[木]~22[水]
12:00~19:00 (最終日17:00迄) 日月休廊

マンディアルグの小説の 舞台でもあるポムレー路地やパサージュなど、謎の気配を帯びた写真を展示。 舞綾子の作品は、 幾つもの時代が駆け抜けた痕跡あるいは時間の澱を静謐なイメージに結実している。

水銀質に煙る—パリ・ヴェネツィアそしてナント。 永遠の時の中に秘めやかに息づく迷宮の都市よ。 無限空間に幾代もの時が駆け抜け、その幽けき痕跡は過ちのように、 時として街角に不意に宿る。朽ちた鏡の中で彫像は乳色に輝き、 水銀のたゆたいに都市は揺らぎ、キケロは声を潜めて 螺旋階段のくぐもりへと消える。 永遠の欠片のように<過去>は水銀質の夢想となって、 街角にふとその姿態を見せる。 ファインダーの中、幾つもの物語が一瞬折り重なり、 ノスタルジアは光の中の遊子のごとく、かげろうのように眼前に佇む。

八点鐘ーヴェネツィアの冬に
月光浴びるNotre Dame de Paris

 

[作家略歴]
舞 綾子 Mai Ayako
同志社大学文学部卒業。津田塾大学で英語学を専攻しロンドン大学大学院入学許可修得(言語学)後、
クリスティーズにて現代美術史、スレードスクールにてデッサンを学ぶ。
2006年より、ヨーロッパを撮影。他にコラージュ・ ミクストメディア・油彩なども手掛ける。

 

展覧会概要

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